ある日、若い男性のお客様がご来店。慣れないお花屋さんに不安そうな顔をされていたので、すぐに声をかけさせてもらいました。
男性のお名前はA様。A様は４年付き合った彼女にプロポーズしたいということでした。プロポーズはサプライズで行いたいので、演出に花束をぜひ使いたいと相談してもらいました。
彼女の写真を見せてもらいながら、彼女の趣味や服装、好きな花、彼女の好きなところなどお話しを聞かせてもらいました。
A様からいただいた情報は、今まで花束をあげたことがないこと、彼女がいつも上品で黒っぽい洋服を着ておられるということ。二人で相談をし、洋服に映える赤色、インパクト抜群の大きな花束にすることに。ワンセンスが提案したのは真っ赤な100本のバラの花束。少しベタではありますが、バラの華やかなボリューム感は圧巻です。A様も「それがいい！」と即決をいただきました。

その後、プロポーズがどうなったかをお聞きするチャンスはありませんでしたが、半年後。結婚式場から、披露宴の会場装飾のお仕事をいただきました。打ち合わせに行くと、そこにおられたのはA様。あのときのプロポーズが成功し、結婚をされるということでした。
お二人のビッグイベントであるプロポーズ、さらに結婚式までお手伝いをさせていただけることに本当に幸せを感じました。披露宴の装飾も、もちろんお二人のご希望をしっかりと聞かせていただき、演出させていただきました。